ここではサッカーのPK戦のルールを説明していきます。PKの説明から、ゴールまでの距離や順番なども詳しくみていきます。
また、成功するためのコツも一緒にまとめました。
PKとは何の略?意味をチェック
PKとは「Penalty Kick(ペナルティ・キック)」の頭文字をとっています。「Kicks from the penalty mark」「Penalty Shootout」といいます。
「Penalty」というのは「罰」「罰則」とかの意味があります。
サッカーにおけるフリーキックの一種でペナルティエリア内で守備側が反則をした時に攻撃側に与えられるものです。
キッカーとキーパーの一騎打ちとなり、得点の可能性が非常に高いものとなっております。
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PKのルールをまとめてみた
ゴールからの距離はどれくらい?
両ゴールポストの真ん中のラインから11mと決められています。
蹴る順番は決まってるの?
PK戦の時の順番は各チームで決めます。
この時に順番を審判に伝える必要はありません。なので、PK戦の途中にチーム内で順番を変更しても問題はありません。
もし、相手に退場者がいて11人対10人の場合には11人側のチームは1人メンバーを除外して、人数を少ないチームに合わせる決まりがあります。
除外されたメンバーはキッカーを務めることはできません。
やり方もチェック
PK戦の進行は、まずは審判のコイントスに勝ったチームのキャプテンが先攻か後攻を決めます。
キッカーと両ゴールキーパー以外はフィールドの真ん中のセンターサークルにいなければなりません。
攻撃側のキーパーはゴールラインとペナルティエリアの交わるラインで待機します。
キッカーがボールを蹴った後にボールが外に出るか、ボールが完全に止まるまでプレーは続きます。
稀にボールがポストやバーに当たって、ボールが外れてキーパーが喜んでいてもボールに回転がかかっていて、ゴールに吸い込まれることがありますが、これはゴールと認められます。
勝敗の結果は5人のキッカーで決めます。
もし、片方のチームが5人蹴っても相手の得点に追いつくことができなければ、以後のキックは行われません。
例えば、先攻のチームが3人連続で決めて、後攻のチームが3人連続で失敗したら試合は終了です。
両チームとも5人蹴り終えて得点が同じだった場合は、6人目以降がキッカーを務め、得点に差が出た場合まで続けられます。
例えば、先攻チームの6人目が外して、後攻チームの6人目が決めたら後攻チームの勝利です。
仮にチーム全員がキッカーを務めたら、また最初のキッカーに戻り同じ順番で勝敗が決するまで続けます。
キッカーの成功のコツや防御のコツはあるの?
キッカーの成功のコツは左右の隅に正確に速くボールをいかに蹴れるかです。いくら練習していても、決めて当たり前と言われるキッカー側は大一番だと緊張して失敗することがありますので、精神力も必要とされています。
キーパー側のコツは、キッカーのモーションでどこにボールが蹴られるかを予想したり、わざと大きく動いてキッカーを惑わしたりすることです。
キッカーの成功率は約80%なので、残りの20%にかけて見事にストップした時は会場は盛り上がります。
まとめ
・PKはペナルティ・キックの頭文字でフリーキックの一種
・ボールからゴールまでの距離は11m
・PK戦の時、順番はチームで決めて審判に報告する必要はない
・5人で決着がつかない時は1人ずつ蹴っていき、勝敗が決まるまで続ける
・キッカー側は技術も大切だが、いかに落ち着いて蹴れるかの精神力も必要
・キーパー側は、相手のモーションを読んだり、気をそらすように大きく動いたりする
参考:jfa
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