スペインのリーガエスパニョーラで今までプレーした日本人は何人いるのでしょうか。ここでは、歴代の日本人選手と活躍についてみていきます。
歴代日本人選手とその成績
2019年現在、日本人の計11人の選手がリーガエスパニョーラの1部に所属してきました。在籍チームと在籍年とリーグの通算出場数と通算ゴールを見ていきましょう。
財前宣之選手
ログローニェス(1996-1997)0試合出場
日本人で初めて1部リーグのチームに所属した選手です。東京ヴェルディから1部に昇格したチームに移籍しました。しかし、怪我や外国人枠の関係で試合に出場することなく退団しました。
城彰二選手
バジャドリード(1999-2000)15試合出場2ゴール
現在は解説者として活躍していますが、日本人で初めて1部でゴールを決めた選手となっています。
西澤明訓選手
エスパニョール(2000-2001)6試合出場0ゴール
当時、日本を代表するストライカーだった西澤選手。しかし、語学面の問題もあり、半年間の所属となっています。
大久保嘉人選手
マジョルカ(2005-2006)39試合出場5ゴール
2004年のアテネオリンピックでの活躍が認められてスペインへきました。
デビュー戦で初ゴールを決めましたが、以降は出場機会は減少します。しかし、最後の3試合で2ゴール2アシストを記録し、チームの残留に貢献します。
翌シーズンもマジョルカでプレーしますが、1年目ほど出場機会をつかめず退団します。現在はジュビロ磐田でプレーしています。
指宿洋史選手
セビージャ(2013/1-2013/7)0試合出場0ゴール
柏レイソルユースから当時2部リーグのジローナに移籍すると、レンタル移籍を繰り返しながら3部、4部をで経験を積みます。
その後、ベルギー2部へのレンタル移籍で結果を残すとセビージャへ移籍します。しかし、試合出場はなく半年後3部リーグのチームへ移籍します。
現在は湘南ベルマーレでプレーしています。
中村俊輔選手
エスパニョール(2009-2010)12試合出場0ゴール
セルティック時代にマンチェスターユナイテッド相手にFKで得点を決めるなどヨーロッパでの実績を残し、スペインへきました。
開幕当初は出場機会をつかみますが、それ以降は出場はありませんでした。出場機会を失った要因として、語学力を含む、コミュニケーションでの問題があったとされています。
現在は横浜FCでプレーしています。
家長昭博選手
マジョルカ(2011-2013)25試合出場2ゴール
クラブにとって、大久保嘉人選手以来の日本人選手となりました。
加入当初はチームの残留に貢献しましたが、監督交代もあり構想外となってしまいます。韓国、日本へレンタル移籍をして、2部に降格したチームに復帰しますが、これを最後に退団しています。
活躍できなかった要因として、語学面での問題が指摘されています。
現在は川崎フロンターレでプレーしています。
ハーフナー・マイク選手
コルドバ(2014-2015)5試合出場0ゴール
オランダリーグでの実績を買われて、1部に昇格したチームへ移籍しました。
開幕戦でのレアル・マドリード戦を含め、4試合連続でスタメンで出場します。しかし、ゴールもなく、それ以降は出場はありません。
現在は、タイ1部リーグのバンコクユナイテッドでプレーしています。
乾貴士選手
エイバル(2015-2018/現在)89試合出場11ゴール
レアル・ベティス(2018-2019)8試合出場0ゴール
デポルティーボ(2018-2019)12試合出場2ゴール
日本人で一番活躍しているのが乾貴士選手です。ドイツから移籍後、計4シーズン1部リーグでプレーしています。
2017年にはバルセロナから2ゴールを奪い、この試合でメッシ、スアレス、ネイマールを抑えて両チームの中で1番の評価を得ました。
1028-2019シーズンはエイバルを離れ、他のチームに移籍をします。今シーズンから2シーズンぶりにエイバルに復帰しました。
参考:us.soccerway
清武弘嗣選手
セビージャ(2016-2017)4試合出場1ゴール
ドイツで2シーズンを過ごした後に強豪であるセビージャへ加入します。開幕戦でゴールを決めるなど当初は試合に出場していましたが、ポジション争いに負けて出場機会を失います。
また、多くの選手と同じように語学面での問題があったとされています。
現在はセレッソ大阪でプレーしています。
柴崎岳選手
ヘタフェ(2018-2019)20試合出場1ゴール
2017年のクラブW杯決勝でレアル・マドリード相手にゴールを決める活躍が認められて、2部のテネリフェへ移籍します。
テネリフェでは昇格ができませんでしたが、そのテネリフェに勝ち1部に昇格したヘタフェへ移籍します。
開幕スタメンを掴むと、4節のバルセロナ戦でゴールを決め、日本人でレアル・マドリードとバルセロナからゴールを奪った選手となっています。
その後は怪我に悩まされ、スタメンの座を奪われ、シーズン終了後に退団します。今シーズンからは2部のディポルティーボでプレーをします。
まとめ(雑感)
いかがでしたか?
世界で一番レベルが高いリーグと言われていることもあり、日本人のトップレベルの選手たちでも活躍ができずにいました。
また、リーガエスパニョーラのチームは非常に戦術が高度で、スペイン語を理解できないとチームの戦術についていくことが難しいとされています。
多くの選手が苦しんできたように、サッカーでの実力に加えてスペイン語の語学力も必須となっているようです。
今シーズンは、乾貴士選手のみが所属するリーガエスパニョーラ、日本人の価値を高めていけるような活躍に期待です。
参考:soccer-king
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