サッカーの審判は国際大会で何語を話しているのでしょうか。今回はその使われている言語をみていきます。
サッカーの審判は国際試合だと何語を話すの?
サッカーは国内のリーグ戦だけでなく、代表戦やアジア大会などの国際試合もあります。
国内のリーグ戦なら、選手のほとんどが母国語を話すので審判も母国語でコミュニケーションを取ります。
では、母国語が違う国同士の試合では何語でコミュニケーションを取るのでしょうか?
基本的には、英語が共通言語として使われることが多いです。
W杯でも主審は主に英語を用いるとされています。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、JFAの広報が「国際サッカー連盟(FIFA)主催の国際試合に審判が参加する場合は、いつも英語でセミナーが行われる」と語ったと伝えている。
日本の審判団が国際試合を担当するときは、事前に日本サッカー協会が英語でセミナーを行っているようです。
ただし、日本サッカー協会の審判の試験は英語の能力を問わないものとされています。(このあたりちょっと不安なところです。)
選手側も英語が求められる?
国際試合では審判だけでなく、選手にも英語が必要となるときがあります。
英語で審判とコミュニケーションを取り、それがきっかけで勝利したという国際試合があります。
2004年のアジアカップで日本代表がレバノン代表との試合でPK戦までもつれる接戦になりました。
先行の日本代表は2人の選手が足を滑らせて失敗し、レバノン代表は2人連続で決めて圧倒的不利になりました。
そこで当時の日本代表キャプテンの宮本恒靖選手(現、ガンバ大阪監督)が審判に進言して、使用するゴールが変更される珍事が起きました。
そこで悪い流れを断ち切った日本代表は、GKの活躍もあり大逆転で勝利して、そのまま優勝を果たしました。
そのときに宮本恒靖選手が言った英語が以下になります。
「審判、これは不公平だ。サイドをを変更すべきだ。あなたはこれについて考えなければない。」
このように選手側が英語を話せれば審判とコミュニケーションを取ることができます。宮本選手のような件は滅多に起こりませんが、審判も人間なのでコミュニケーションを選手と取れた方が気持ちよく、公平なジャッジができるはずです。
良いサッカーの試合をしていくには審判と選手の関係も良い関係も求められていることがわかります。
まとめ
・サッカーの審判は国際試合では英語を話す
・審判だけでなく、一緒に試合を作る意味で選手にも英語が必要
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