高倉麻子監督の戦術は?評判もみてみた

サッカー

失意のオリンピック予選敗退から4年。佐々木則夫氏からバトンを引き継ぎ初の女性監督としてW杯に臨む、高倉麻子監督の戦術、評判をまとめました。

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高倉麻子監督の戦術をチェック!

経歴

高倉監督は2016年よりなでしこジャパンの監督を務めています。なでしこジャパンでは初の女性監督となります。就任まではアンダー世代の監督を務めており、育成に定評がありました。

高倉監督ってどんな人?

前任の佐々木監督はフレンドリーで選手と近い距離でコミュニケーションをとるシーンが印象的でした。

一方で高倉監督はなでしこジャパンに厳しさを与えてる印象を受けます。ピッチ脇から怒号を飛ばし、チームを喝を入れるシーンも見られます。

高倉監督は勝負により熱い監督と言えるかもしれません。

高倉監督の戦術論とは?

監督には「戦術ありきで、そのスタイルに合う選手を集める監督」と「集めた選手に適した戦術を作っていく監督」2パターンの監督がいると思いますがが、高倉監督は後者と言えます。

高倉監督のサッカーは、良くも悪くもオートマチックな戦術はありません。監督本人も、「あんまり形でサッカーをやるのは好きじゃない」と語っています。

佐々木監督時代は、フィジカルの弱さを武器である足元の技術で補うようなパスサッカーを展開していましたが、高倉監督はそれにプラスしてフィジカルの部分も重要視しています。

監督自身も現役時代に国際試合の経験から、フィジカルの重要性を痛感したようです。

フォーメーションをチェック

フォーメーションは主に4−4−2の形を採用しています。一般的にこのシステムは一番バランスがとれたシステムと言われています。

2018年のアジアカップや直近の親善試合を見ると守備的な選手はある程度メンバーが固定されてきています。

GK山下選手、DF鮫島選手、市瀬選手、熊谷選手、清水選手あたりがスタメンとして起用されるでしょう。

一方で前線は試合ごとにメンバーが入れ替わっています。左サイドを務める長谷川選手と、ボランチの阪口選手は監督からの信頼が厚い中心選手と言えるでしょう。

特に10番をつける阪口選手は、ケガの影響で約1年間試合に出場していないながらもメンバー入りしている事実が監督からの信頼を物語っています。

FWは流動的で、高さのある菅澤選手、ドリブルが武器の岩渕選手、シュート技術に優れる横山選手、万能型の小林選手などコンディションと対戦相手によってフレキシブルに組み合わせを替えながら戦える強みがあります。

評判はいいの?

まず、オリンピック予選敗退でどん底まで落ちていたなでしこジャパンにW杯出場をもたらした手腕は一定の評価はできると思います。

前回カナダ大会は平均年齢27.7歳から今回24.0歳と大幅に若返りを果たしています。

男子サッカーでも世代交代がなかなか進まず、結果がでない時期もあったことからも分かるように世代交代という難しいタスクをこなし、一定の結果を残した高倉監督は良い監督と言えるでしょうか。

一方で、戦術的には整備されておらず、選手のハードワークに頼った戦い方が批判されることも。

まとめ

・高倉監督の戦術に決まった形はなく、選考した選手に合わせて作られる。

・フォーメーションは4−4−2。守備的選手は固定されてきているが、前線の選手は流動的。

・若い選手を抜擢し、W杯出場という結果を残した。

参考
・https://number.bunshun.jp/articles/-/828216
・https://business.nikkei.com/atcl/report/16/102500077/102300036/
・雑誌サッカーダイジェスト 6月13日号

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