バルセロナの下部組織(カンテラ)を図解!日本人選手も確認

サッカー

日本人選手が欧州サッカーで活躍する機会もすごく増えてきました。中には久保建英選手のように下部組織(カンテラ)から渡欧しているケースも。ここではFCバルセロナの下部組織のピラミッド構造と仕組み、日本人選手についてまとめていきます。

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下部組織「カンテラ」とは?

スペインのサッカーチームはスペイン語でカンテラと呼ばれる自分たちの下部組織を運営しています。

中でもヨーロッパリーグにおけるFCバルセロナやレアル・マドリードのカンテラは影響力が大きいです。

カンテラはジュニアからユース、プロ育成まで幾つかのカテゴリに分かれており、ここでクラブの理念やトップチームが目指すサッカーのやり方を学んでいきます。

カテゴリ分けはスペインで統一されていますが、チーム数はクラブの方針に委ねられています。厚くしたいカテゴリ層がクラブによって違っているようです。

この下部組織を運営することで、効率よく、トップチームに馴染んだ選手を育成することが可能になってきます。

 

昇格も大変!

FCバルセロナのカンテラのことを、ラ・マシア(La Masia)と呼びます。

もともとは選手寮の名前です。カタルーニャ語で「カタルーニャ地方の農家」という意味があります。寮自体は2011年に閉鎖され、現在、オリオル・トルト育成センターがその役割を担っています。

バルセロナの下部組織には毎年1万人に近い選手の中から50人ほどに選ばれた選手がに入団しますが、そこからトップチームに上がれる割合はわずか10%程度。

さらに、そこからトップチームに定着できる割合はわずか5%のみ。

非常に厳しい世界です。

多くの選手はトレーニングだけでなくクラブが用意する寮で寝食も共にし、シーズンを過ごします。トレーニングに必要な、練習着やスパイクはもちろん、私立学校の学費もクラブの負担となっています。

ただし、厳しいシステムで全員がエスカレーター式に上のカテゴリに上がれるわけではありません。1年のパフォーマンスを総合的に判断した上で、上のカテゴリに上がれるかどうかがクラブによって判断されます。

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ピラミッド図で見てみよう!

 

 

トップチーム(PRIMER EQUIPO)

スペイン1部でプレーするチーム。

2019年9月現在、メッシ選手やスアレス選手がプレーしている世界有数の強豪チームです。一般的にバルセロナといえばこのチームを指します。

現在ヴィッセル神戸のイニエスタ選手がプレーしていたチームでもあります。

多くのカンテラの選手はここでプレーし、活躍することを目指していますが、その中でわずか10%の割合でしかこのチームに入団することは許されていません。

さらに、近年は他のクラブから有名選手を獲得するので、カンテラの選手が昇格することは非常に難しくなっています。

 

バルセロナB(BARÇA B)

スペイン3部相当でプレーするBチーム。

トップチームに上がれる可能性がある選手がプレーするチームです。

広義の意味でカンテラのトップになります。

(カンテラをユースチーム以下の育成組織と捉えた場合はフベニールがカンテラのトップになりますがここではレアル・マドリードのカンテラ同様にBチームも含めた広義の意味で統一します。)

レアルマドリードの下部組織を図解!どんなピラミッドになってるの?

年齢制限はありませんが、ユースチームからの延長なので、20歳が多く、年齢幅も19〜22歳ぐらいです。

また、安部裕葵選手のように海外から移籍してきた若手が経験を積むためにプレーする場所ともされています。

ここで結果を出し続けながら、トップチームに召集される時を待ちます。一般的にはプロの若手として分類されています。

多くの選手が大学に通い、勉強することで引退後のキャリアも考えることができます。カンテラに所属中、学費はクラブが全額負担しますが、大学の学費は取得単位によって返還されるシステムになっています。

イニエスタも大学生とプロサッカー選手の両立をしていた頃があったんですよ。

 

フベニール(JUVENIL)

17歳から19歳までの選手がプレーするチーム。

このフベニールの中にもカテゴリが存在し、AチームとBチームの2チームがあります。

(ちなみにレアル・マドリードのフベニールは3チーム。)

 

フベニールAが年齢制限があるチームのトップになります。

20歳になるとチームにはいられなくなり、プロになるか諦めるか決断をすることになります。

トップチームに行くか、バルセロナBに行くか、他のクラブのトップチームもしくはBチームに行くか、引退を選択します。このチームもプロの若手として分類されています。

 

カデーテ(CADETE)

15歳から16歳までの選手がプレーするチーム。

ここにはAチームとBチームと2つのカテゴリがあります

 

インファンティル(INFANTIL)

13歳から14歳までの選手がプレーするチーム。

AチームとBチームと2つのカテゴリがあります。

久保建英選手は日本に帰国するまではこのチームでプレーをしていました。さらに2019年は、アルゼンチン人の父と日本人の母との間に生まれた高橋仁胡選手が入団しました。
久保建英選手以来2人目の日本人となります。

wikipedia
gekisaka

 

アレビン(ALEVÍN)

11歳から12歳までの選手がプレーするチーム。

AチームからDチームと4つのチームがあります。ちなみにレアル・マドリードの場合は、2チームです。

久保建英選手が日本から来た時は、アレビンCチームに所属していました。

 

ベンハミン(BENJAMÍN)

9歳から10歳までの選手がプレーするチーム。

ここにもAチームからDチームと4つのチームがあります。

 

プレ・ベンハミン(PRE-BENJAMÍN)

7歳から8歳までの選手がプレーするチーム。

8才以下のチームは1チームのみとなっています。

 

まとめ

・下部組織は全部で16チームあり、毎年の審査に通らないと昇格はできない

・鹿島アントラーズから移籍した安部裕葵選手は3部リーグに所属するチームでプレー

・2019年から高橋仁胡選手がインファンティルのカテゴリでプレーする

・トップチームや次のカテゴリに上がれない選手は他のクラブに移籍

・下部組織からトップチームに上がれる割合は10%

参考:
FCバルセロナ公式サイト-組織図
FCバルセロナ公式サイト(日本語)
ラ・マシア-wikipedia

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