【競馬】G1騎乗の条件とは?見習い騎手や女性騎手では異なるのかも確認

競馬

ここではG1に騎乗する条件について見ていきます。見習い騎手や女性騎手では条件が異なるかどうかも見てみましょう。

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G1とは?

JRA(日本中央競馬会)の競馬にはレースごとに「格」というものがあり、その中でも最も格式が上、日本の競馬界で頂点となっているのがG1レースです。

現在は24種類のG1レースが開催されてます。競馬にあまり詳しくない、という方でも日本ダービーや有馬記念、天皇賞、菊花賞、桜花賞などは耳にしたこともあるのではないでしょうか。それらもすべてG1です。

G1レースは競馬会最高峰のレースとなるので、騎手も誰でも騎乗可能というわけではなくある一定の条件があります。

G1レースに騎乗する条件は?

競馬界のホープ、藤田菜七子騎手が2019年2月17日開催のフェブラリーSに初騎乗することが決まり随分と話題になっていますね。これが実現すれば日本の競馬界において女性騎手がG1レースに騎乗するのは初となります。

そもそもG1レースに騎乗する条件とはどのようなものなのでしょうか?

JRAの内規により平地・障害の各競走問わず通算勝利度数が31回に満たない騎手はGIおよびJpnI競走に騎乗することができない(障害のJ・GI競走は除く)

wikipedia-見習騎手

G1レースに騎乗する条件は、通算31勝以上

この条件は女性騎手でも男性騎手でも変わりありません。また見習騎手でも条件を満たしていれば騎乗権利を有することができます。武豊騎手はデビュー2年目の1988年にG1である菊花賞をスーパークリークで制しています。

騎乗条件は一緒だけど…見習騎手には減量措置

見習い騎手も女性騎手も男性騎手と同様の通算31勝が条件なのですが、ベテラン騎手とは異なる措置が取られます。

中央競馬では騎手免許取得5年未満、通算勝利度数100回以下の騎手を見習騎手と定めています。(ちなみに若手騎手というのは騎手免許取得後7年未満のこと)

見習騎手は経験の少なさや、ベテラン騎手と比較して技術が未熟なことから、不利になりやすいという部分があります。そのため負担重量を減らす減量措置という制度があります。

免許の通算取得期間が5年未満であって、勝利度数が100回以下の騎手(見習騎手)に減量制度がとられている。

JRA公式-見習騎手

男女関係なく、勝利度数30回以下の場合は-3㎏、31回以上50回以下の場合は-2㎏、51回以上100回以下の場合は-1㎏という規定です。スポーツ新聞等の出走表では▲△☆で減量が表されています。

▲…30回以下の騎手 -3㎏
△…31回以上50回以下の騎手 -2㎏、
☆…51回以上100回以下の騎手 -1㎏

ちなみに-1㎏の勝利度数の上限が決まったのは1994年。武豊騎手など新人でやたら強い騎手が出てきたあたりからになります。

女性騎手には減量制度の拡大も

また、2019年3月から女性騎手の騎乗機会拡大の為に、新しい減量制度が導入されることが決定しています。

女性騎手に限り50勝以下で-4㎏、51勝以上100勝以下で-3㎏、また見習い期間を過ぎても一般競争に限り女性騎手には-2㎏が認められるというもの。

例えば2019年現在、2016年デビューの藤田騎手の場合は-2㎏の減量があります。新制度が運用されれば-4㎏の減量措置がうけられることに。出走表での印は

★…女性騎手で勝利度数50回以下 -4㎏
◇…女性騎手 -2㎏

です(2019年秋から運用)。

G1での女性騎手も増えてきそうですよね。

まとめ

・G1レースの参加条件は通算31勝以上、この条件には男女関係なし

・G1レースに限らずに見習騎手には減量制度が認められている

・中央競馬において、現在は減量制度に男女差なし

・2019年3月から女性騎手に対する新たな減量制度の導入を実施

参考:
負担重量
netkeiba

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