テレビでも見聞きするようになった卓球の世界ランキング。一体何処が発表しているのでしょうか?ここではランキングの発表元や決め方、ランキングの判断基準となるポイントについてまとめています。
ITTF世界ランキングとは?発表やポイントの計算方法
卓球の世界ランキングを発表しているのはITTF国際卓球連盟です。
ITTFでは世界大会でのシード順位を決める為に世界ランキングを用いています。
2018年1月より直近1年間の各大会での最終成績に応じてポイントが得られ、上位8大会のポイントの合計でランキングを決めるシステムになりました。
このシステムになる前は、対戦相手との勝敗に応じてポイントが増減する「レーティングシステム」だったのでポイントの集計に時間がかかったのでしょう。
また世界ランキングの発表はこれまでは毎月更新されていますが、2019年1月のランキング規定改定後はシステムが整い次第毎週更新されることになります(2019年2月現在はまだ毎月更新)。
ランキングシステムが変わり、優勝に対しての評価は高まりました。その為、予選での優勝には評価が低くなったようです。
つまり、予選で優勝しても本選で優勝しなければポイントは低いと言う訳ですね…
ちなみに…2019年2月の時点で男子シングル張本智和選手が4位、丹羽考希選手9位、水谷隼選手10位。女子シングルは石川佳純4位、伊藤美誠7位、平野美宇9位。
トップ10に男女共に3人もランキングしているってスゴイことです。
ポイントの有効期限はどうなってるの?
では2019年1月施行のランキング規定改定後、ポイントの計算方法はどうなったのでしょうか?
各大会での最終成績に応じたポイントが得られ、1年間で得たポイントに加算されます。
例えば、獲得した大会のポイントは翌年の同じ大会が開催されるまで有効。
改定前の2018年では有効期限は「12ヶ月間」だった為、開催月が異なっている同じ大会(例えば2017年大会と2018年大会の2大会分)のポイントが加算され、ランキングが急上昇する事態に。この部分の調整が2019年から入ることになりました。
そして大会によって得られるポイントが違う事も要チェックです。
世界大会などの大きな大会では得られるポイントも桁違いです。各大会で得たポイントは翌年の同大会まで有効なので、常にグレードの高い大会で上位の成績を収め続ける必要があります。
まとめ
・ITTF国際卓球連盟から毎月世界ランキングが発表(システムが整い次第毎週更新)
・直近1年間の上位8大会もポイントの合計で決まる
・大会で得たポイントの有効期限は翌年の同大会まで
・予選の優勝は評価が低く、本選での優勝は高評価
参考:
ittf-2019 WORLD RANKING-変更点の概要
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