日本のプロ野球の8月後半から9月上旬。この時期、いろんなメディアにおいて、首位チームにマジックが点灯しました!ということをよく目にしたり、聞くようになります。
「マジックって一体何?」
と思われる方もいらっしゃるかと思います。ここではマジックの意味や、勝敗によるマジックの減り方や引き分けた場合など計算方法について見ていきます。
マジックとは?点灯や消滅って何?
まずマジックとは何なのか?
マジックとはマジックナンバーの事をいい、簡単に言ってしまえば、首位のチームがあと何勝すれば優勝できるかという勝ち数を意味しています。
優勝するために何勝すればできるのかというカウントダウンのようなもの
「よくシーズン途中に、○○の自力優勝の可能性が消滅した」
っていうのを、スポーツニュースを見ていると一度は耳にします。
この自力優勝が消滅したというのは、残りある全試合に勝てたところで優勝は出来ないよ!という最終通告のようなものです。
マジックが点灯する場合
現在日本のプロ野球では2リーグ制であり、1リーグにつき6球団在籍しています。
このうち首位以外の5チームに最終通告が来てしまった場合に、首位のチームがこの条件を満たすことを「マジックが点灯する」といいます。
ちなみに「マジック点灯」という言い方は日本だけのようです。
アメリカでは自力優勝の条件が満たされない場合でもマジックナンバーを用いるため「点灯」という概念がありません。
マジックが消滅してしまう場合
では逆にマジックが消滅してしまう場合とはどんな時でしょうか?
それは首位のチームが試合に負け続けるときです。
そして、その際に他の5チームの中で最も勝率の高いチーム(以後、マジック対象チーム)が試合に勝ち続けた場合、勝率の差が縮まってくるため、マジック対象チームにも自力優勝の可能性が復活し、その復活によって首位チームのマジックが消滅するという仕組みになっています。
計算方法や減り方をチェック!引き分けでも減るの?
マジックの計算方法については、非常にややこしく素人が見てもよくわからない計算式です。
ここで説明すると非常に長くなりますので割愛させていただきますがご興味のある方はこちらを御確認下さい↓
数学の難しい計算に悩まされた過去を思い出します…。
マジックの減り方については、首位チームが勝つと1つ減り、マジック対象チームが負けても1つ減ります。
引き分けの場合、首位チームとマジック対象チームとの直接対決においては1つ減ります。他チームとの試合で引き分けだった場合、マジック対象チームの試合結果によって変わり、最終的には上記でも紹介した計算によって判断されます。
まとめ
・日本プロ野球において、マジックとは優勝するために何勝すればできるのかというカウントダウンのようなもの
・マジックが点灯したとしても、試合結果によっては消滅することもあり、ずっと点灯しているわけではない
・首位チームが引き分けの場合は、マジック対象チームの結果によってマジックの減り方が決まる
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