テニスの試合を見ていると稀に試合と試合の間で見る事があるのがニューボールへのチェンジ。一体いつ変更しているのでしょうか?
ニューボールにするタイミング、交換前と後との違いと一緒に交換したボールの行方についてもまとめています。
ニューボールとは?違いや意味をみてみた
テニスの試合でたまにサーブする選手がレシーブする選手にボールを見せるシーンがあります。「ニューボール」と実況もされています。
ニューボールとはどういう意味なのでしょうか?
また、替える前と後では何の違いがあるのでしょうか?
ニューボールとは読んで字のごとく新しいボールに交換することです。
テニスボールの中は空洞になっていて、空洞になった部分にはガスが入っています。ガスがあるからこそあれだけポンポンと跳ねるわけです。
ですが、
ラリーが続けば、プロ選手のあのパワーでラケットで打たれまくったボールですから中身の気圧だって下がってしまいます(^^ゞ
つまり…
跳ねる力が落ちてしまうのでボールを替える必要があります。跳ねないボールでは試合になりませんもんね。
タイミングはいつ?
ではいつニューボールに替えているのでしょうか?
最初のニューボールは7ゲーム経過後に、その後は9ゲーム経過後のタイミングで交換されます。
何故最初だけ7ゲーム経過後なのでしょうか?
それは、試合前に選手達が練習でバンバンボールを打ってるから。
かなり納得です(^^)
テニスをしていた父親に聞いてみると、新品で出したばかりのボールと練習で使いまくったボールとでは跳ね具合は全然違うそうです。
プロ選手ですから、練習と言えども、ある程度打ったボールであればすでにダメージを受けているんでしょうね。
替えたボールはどこに?
ニューボールに替える理由はわかりましたが、交換したボールってどうなるんでしょうか?
気圧が下がっているから捨てるのかな?
それとも
特殊な方法でガスを充てんするのかな?
と思ったら…
テニススクールなどに販売しているんだそう。
ウィンブルドンだと「used championship ball 」として14カ所のコート近くのキオスク(簡易建造物、小さい売店)で販売されています。その売り上げがウィンブルドン財団に寄付されて、子供達のテニス活動などに役立てられる仕組み。
参考:wimbledon
また、hearO(ヒアーオー)というテニスボールをスピーカーにリサイクルした商品などもあります。
まとめ
・テニスボールは試合で打ちあっている間に、ボール内の気圧が下がり跳ねる力が落ちてしまうので定期的にニューボールに替える
・最初だけ7ゲーム経過後に、その後は9ゲーム後にボールを替える
・交換したボールは販売され、テニスの普及活動に役立てられている
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