サッカー日本代表のキリンチャレンジカップの対戦相手はどのように決まるのでしょうか。今回は対戦相手の決め方について説明していきます。
対戦相手はどうやって決めてるの?
サッカー日本代表がチーム強化のために国内に海外代表チームを呼んで親善試合を開催することがあります。
この親善試合のことをキリンチャレンジカップと言います。
キリンはキリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、キリン株式会社が日本代表の公式スポンサーでそこから名前をつけています。
このキリンチャレンジカップの対戦相手は誰が決めているのでしょうか。
対戦相手を決めるのは日本サッカー協会の技術委員会です。
日本代表の強化につながりそうなチーム(サッカー協会)に声をかけて、日程などを調整して決めていきます。
ヨーロッパや南米の強豪国が日本にこない理由
では、なぜキリンチャレンジカップに強豪国はこないのでしょうか。それは様々な事情があります。
海外の代表チームを呼んで、試合を組むとき相手にファイトマネーといった形で金銭を支払います。その額は強豪国となればなるほど上がっていきます。他にも移動費や宿泊費は日本サッカー協会負担です。
代表チームが試合をする日はFIFAで定められている国際Aマッチデーに限られます。
さらに2018年にヨーロッパがヨーロッパ内で行うリーグを開催したことでこの国際Aマッチデーにヨーロッパのチームを呼ぶことはほぼ不可能になりました。
今やヨーロッパの国に限らず、南米の国などほとんどの国のトッププレーヤーたちがヨーロッパでプレーをしています。
その日のために、わざわざ移動時間も長く時差もあり、世界トップレベルの実力ではない試合を日本までしにこないのもあります。
彼らからすれば、ヨーロッパで集合して試合を行う方が身体的負担が楽だし、レベルの高い相手と試合をすることができるからです。
反対に日本がヨーロッパに遠征に行けばいいといいですが、そのためには相手国から実力や人気の面で認められないと難しいものがあります。
自国の代表チームのために、日本代表というチームと試合して強化に意味があるのか?日本代表と試合をして観客はきてくれるのか?などの側面もあります。
以上のように様々な要素があり、国同士の親善試合は成り立っていることがわかります。
まとめ
・キリンチャレンジカップの対戦相手は日本サッカー協会の技術委員会が決めています。
・日本代表チームの強化につながりそうな相手を選びますが、対戦国に支払うファイトマネーや宿泊費、移動費などの金銭面の負担があります。
・2018年にヨーロッパでのリーグ戦が開催されたことにより、ヨーロッパのチームを呼ぶことは難しくなっています。
参考
https://diamond.jp/articles/-/208655
https://www.footballchannel.jp/2019/09/06/post337381/
http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/news/00005881/
関連記事
キリンチャレンジカップのハーフタイムって何分?時間をチェック
コメント