サッカー日本代表の最新フォーメーションと、森保監督の目指すサッカー、課題について考察します。
最新フォーメションをチェック!
西野JAPANで臨んだロシアW杯の結果はベスト16。
その後を引き継いだ森保監督がどのようなフォーメーションを選ぶかは注目を集めました。
広島時代に使い慣れた3バックという声が多かったように思いますが、初陣となるコスタリカ戦は4-2-3-1で臨み、そしてアジア杯も含め先月のボリビア戦まで全て4-2-3-1でスタートしています。
中盤を5枚配置し攻守ともにバランスの取れているフォーメーションであるため、
トップ下1枚の3トップ、1枚下げた3ボランチなど戦況によって臨機応変に変えられることがメリットでしょう。
また中盤に良い選手が揃っている日本には向いているフォーメーションとも言えます。
森保版の強みと弱みはどこなのか?分析してみた
森保版の強みとは?
森保監督になってからの強みは中島選手、南野選手、堂安選手の縦への推進力。攻撃への高いインテンシティは前線を活性化させていて、3選手揃った時の破壊力は相手チームにとっては脅威になるはずです。
さらに大迫選手のポストプレイは安定感があり、攻撃的な2列目を活かすには最適です。またボリビア戦では香川選手、乾選手を先発させて縦への推進力だけではなく、展開力を使えることも証明することができました。
W杯アジア予選ではリトリートする相手が多く展開力が必要になりますが、本戦になるとほぼ格上との対戦になるため、縦への推進力が必要になるという日本特有の状況にも対応できる可能性を示しています。
弱みは?
逆に、大迫選手への依存度が高いのは弱みと言えます。
不調やケガがあった場合に攻撃の軸となるFWが今のところいません。DFラインの裏に抜ける技術が世界レベルである選手もいないのは今後の課題でしょう。
武藤選手や浅野選手などの成長を期待しツートップもオプションとして用意したいところです。
守備では吉田選手、昌子選手、冨安選手が中心となって進んでいくと思いますが、アジアカップ決勝ではカタールに3失点しています。この試合に関してセルジオ越後氏は、
冨安への評価は急激に上がったけど、今大会だけでDFの査定をするのは早すぎるよ。
(中略)ベトナム戦では10番のグエン・コン・フォンにドリブルで翻弄されかかっていたし、
カタール戦でも前半は仕掛けてくる相手に対し、後手に回る場面が多かった。
まだまだ、個の対応には課題があったと思うし、今大会で最終ラインのレギュラーに定着したとは言えないよ。
と話しています。
3失点全てに吉田選手は絡んでおり寄せの甘さが気になります。高いインテンシティを保てなければアジアでもやられてしまうため、森保監督は今後もその部分は強く求めていくことになるでしょう。
またGKにおいて日本は世界に比べレベルが低い状況です。特にクロスに対しての守備範囲と足元の技術は必ず必要となるので成長を期待しましょう。
まとめ
西野監督から森保監督に交代しましたがフォーメーションは4-2-3-1と変わっていません。
日本代表の選手層から見て臨機応変に対応できるフォーメーションであるからと考えられますが、特定の選手に負担が掛かっているのは否めません。
各選手の成長を期待しましょう。
参考:jfa
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